3市特産のスイーツ 行方、笠間、那珂「いもくりなんきん」 水戸でお披露目

茨城新聞
2019年11月13日

サツマイモとクリ、カボチャが主役のオリジナルスイーツを各産地の行方市と笠間市、那珂市が協力して開発し、水戸市見和の中川学園調理技術専門学校で12日、お披露目した。「いもくりなんきん」と名付け、同校は「地元の特産品の良さを知ってもらうことで生産者や地域の発展につながれば」と意気込んだ。

特産品を打ち出したお土産になるスイーツを作ろうと同校が3市に呼び掛け、商品化した。素材の味や甘さを生かした、滑らかな口当たりの焼き菓子で、サツマイモとクリ、カボチャをそれぞれ使用した3種類をそろえた。笠間市産の卵やサツマイモとクリには各素材で作られた地元産焼酎も使用。レシピは笠間市下市毛の洋菓子店「グリュイエール」の店主、根本高行さんが考案した。

パッケージデザインは筑波大出身でつくば市を中心に活動する現代アーティスト、山崎かのこさんが手掛け、化粧箱は玉手箱をイメージ。産地や生産者の思いを紹介する“巻物”も同封した。

3市長らが集まり商品の発表や試食が行われた。3種類各2個の計6個入りで2200円(税抜き)。12月1日から同店で300個限定販売する。根本さんは「茨城をぜひ味わってほしい」と話した。

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