色づく木々と“共演”  矢板 「おしらじの滝」豪快に

下野新聞
2019年10月28日

 【矢板】八方ケ原周辺の紅葉が見頃を迎え、めったに水が流れず“まぼろしの滝”と呼ばれる下伊佐野の「おしらじの滝」と、色づき始めた木々が共演している。

 山の駅たかはらのスタッフによると、滝はこれまでもわずかに水が流れていたが、台風19号による大雨で迫力ある滝に変化。その後、水量は安定している。八方ケ原周辺は台風の影響で例年より葉が落ちてしまったが、27日現在は標高1千メートル付近で紅葉が見頃だという。

 時折晴れ間も見えたこの日は、多くの観光客が秋の景色と豪快に流れる滝を満喫していた。

 家族で4、5回訪れているという茨城県桜川市本木、会社員利根川之直(とねがわゆきなお)さん(34)は「初めて滝が流れているのが見られて良かった。いろいろな季節に来ているが、秋もいいですね」と話していた。

 駐車場から滝までは、未舗装の山道を約10分歩く。

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