愛犬と一体 水上レース  初のドッグSUP大会 「ペットフレンドリー」な那須PR 矢の目ダムに特設コース

下野新聞
2019年9月17日

 【那須】犬と一緒に、ボードに立ち乗りして水上レースを楽しむ「第1回那須ドッグSUP(スタンドアップパドルボード)レース」が16日、豊原乙の矢の目ダムで開かれ、県内外から参加した約100人が愛犬と競技を満喫した。ペットと入れる観光施設などが多い「ペットフレンドリー」な那須を広めようと、アウトドアスポーツなどを運営する「Spes アクティビティ那須」が企画した。

 レースは、同社が企画した犬と同乗できるSUP体験ツアーが好評だったことから、犬と楽しめる飲食店やアクティビティが多い那須の認知度を高めようと開催した。同社によると、ドッグSUPのみの大会は全国でも珍しいという。

 会場はダム内に作られた特設コース約500メートル。小型犬、中・大型犬などで分かれたクラス別で行ったほか、チーム戦も実施した。

 スタートの合図で、ボードに犬を乗せた参加者たちは懸命にパドルをこいで前進。犬たちもボードの上を歩いたり、大きな声でほえたりと飼い主を応援しているようだった。

 仙台市宮城野区岩切、会社員加藤智一(かとうともかず)さん(43)は、コーギーのボルト君と参加。「犬と一緒に出場できるイベントは少ないので、うれしい」とほほ笑んだ。

 同社の君島(きみじま)つぎみ社長(57)は「『来年もまたやって』という参加者の声が多かった。今後も続け、ドッグSUPの聖地にしたい」と手応えをつかんでいた。