地図の使い方 役割紹介 国土地理院で企画展 つくば

茨城新聞
2019年8月14日

地図の役割や有効な使い方を紹介する企画展「地図と私たち~めざせ地図博士」が、つくば市北郷の国土地理院「地図と測量の科学館」で開かれている。日常生活での地図の活用方法のほか、地図情報を基にした防災ハザードマップや電子地図情報といった多彩な地図を学ぶことができる。同館は「自分だけの地図を作る体験もあり、子どもの自由研究のきっかけにも役立てて」と話している。

企画展は「近代測量150年」を記念して開催。明治政府に近代測量を行う機関として、国土地理院の前身である「民部官庶務司戸籍地図掛」が設置された1869年から満150年に当たる。

展示ではまず、「白地図を使って地域を知る」と題して、地図に記されている記号の意味や、街を探検した内容や発見した物を地図に書いていく方法を伝授している。

「いろいろな地形と災害」「地図で学ぶ防災」コーナーでは、災害に地図が役立つことを示している。ハザードマップは災害に備え、洪水や土砂崩れが起きやすい場所を提示する。地形的に低く浸水しやすい場所や、もともと川があり地震の際に液状化しやすい場所は地図を見ると分かるという。

自然災害を想定し、扇状地や三角州、川の自然堤防など地形地質の特徴も紹介する。同館では「身の周りの地形を確認して災害に備えることができる」と地図の活用を促す。

同院が新たに地図記号に加えた自然災害伝承碑も説明。全国200市町村にある江戸時代以降の石碑は当時の大災害を記録し、現代の災害にも参考になるとして記号に加えた。

会場では、つくば市内33学校区の2万5千分の1白地図を用意。水田や針葉樹林のような地図記号ごとに色付けしたり通学路や散歩道を書いたりできる。同館は「自分だけの地図作りを楽しんで」と来場を呼び掛けている。入場無料。10月6日まで(毎週月曜休館)。

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