《ちょこっとグルメ》日光の天然氷に濃厚果汁

上毛新聞
2019年8月12日

時新(館林市本町) ☎0276-75-9221

 館林駅から徒歩5分。城下町の面影を残す小さな路地に店を構える。すしなど和食中心のメニューに、3年前から天然氷のかき氷が加わった。栃木県日光市の蔵元「氷屋徳治郎」の天然氷を使っているのは県内ではここだけ。

 天然氷はいったん冷蔵庫で表面を溶かし、蔵元から譲り受けたかき氷機を使って氷が薄くつながった状態に削る。口に入れるとふわっとした食感の後、滑らかに溶けてゆく。

 「多くの人に食べてほしい」と値段を抑え、ハーフ(450円)とレギュラー(600円)で提供する。シロップは3種類。栃木県産の果物をぜいたくに使ったイチゴとブルーベリーは粒々感が残る濃厚タイプ。さっぱりしたウメは大人の味だ。

 「八溝(やみぞ)そば」で知られる同県那須烏山市内で修業した店主の長女、時田典枝さん(45)が打つそばも人気。「にぎりセット」は、すし6貫と半盛りのそばに小鉢、サラダ、デザート付きで千円。

 ▽営業 11時半~14時。夜は完全予約制。
 ▽定休日 水曜日
 ▽これもお薦め 8月限定の夏そば(600円)