県立歴史館「わくわく歴史体験!!」 8月25日まで

茨城新聞
2019年7月29日

「みて」「ふれて」「学べる」。夏休みの宿題にぴったりの特別企画「わくわく歴史体験!!」が8月25日まで、水戸市緑町の県立歴史館で開催中です。子どもたちは歴史の調査員(ちょうさいん)。縄文(じょうもん)や弥生(やよい)、江戸時代など茨城の昔にタイムスリップして、四つのミッション(任務(にんむ))に挑戦(ちょうせん)します。土器(どき)や日本刀の組み立てなど、約40点の体験資料に触(ふ)れながら身近な歴史を発見します。

展示室(てんじしつ)に入ると、目の前にバラバラになった二つの土器パズルが見えてきます。模様(もよう)や形に注意しながらうまく組み立てると、表面に縄(なわ)の模様がついた縄文土器と、形がシンプルな弥生土器が完成します。

ここで最初のミッションが発生(はっせい)します。弥生土器に関係した推理(すいり)です。

「弥生土器は茨城でも見つかっています。でも、なぜか、茨城では弥生時代の水田(すいでん)のあとが見つかっていません。その理由は?」

ひたちなか市立中根小4年の黒崎仁衣奈(にいな)さん(10)は、妹の凛(りん)さん(4)と力を合わせて弥生土器のパズルに挑戦しました。真剣(しんけん)な表情で取り組んだ黒崎さんは「難しかったけど面白かった」と笑顔で話してくれました。

二つ目のミッションは「侍(さむらい)をさがせ」。江戸時代の「常陸名所図屏風(ひたちめいしょずびょうぶ)」から侍を見つける任務です。屏風には、北は大子(だいご)町の袋田(ふくろだ)の滝から南は神栖(かみす)市の手子后(てごさき)神社までの茨城の名所と、約1600人の生活の様子が細かく描かれています。

その中から侍を見つけるのは大変です。何か特徴(とくちょう)があるはず。ヒントは「刀」です。室内には分解(ぶんかい)と組み立てができる体験用の日本刀が2本展示してあります。江戸時代の侍は、長い「打刀(うちがたな)」と短い「脇差(わきざし)」の大小2本の刀を身に着けるのが正式なスタイルでした。

その他、よろいを身に着けて武士(ぶし)の気分を体験できるコーナーが人気です。行方市の三昧塚(さんまいづか)古墳(こふん)から見つかったかぶと・よろいを復元(ふくげん)したものと、一橋徳川家(ひとつばしとくがわけ)で使われていた子ども用の甲冑(かっちゅう)を身に着けられます。重さは約10キロ。5~10分で着用(ちゃくよう)できるそうです。

かぶと・よろいを身に着けて武士さながらに記念撮影(きねんさつえい)した日立市の小学3年の男子児童(8)は「重くなかったけど、肩がちょっと痛かった」と感想を話してくれました。

子どもたちに四つのミッションを届ける県立歴史館の小川貴行(たかゆき)さん(49)は「普段は手の届かない場所にある歴史の資料に触れてもらって、歴史を身近に感じてもらいたいです」と話しています。

「わくわく歴史体験!!」の入館料は一般150円、高校生以下は無料です。月曜休館。

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