こども陶芸展 笠間で開幕

茨城新聞
2019年7月27日

全国の小中学生から公募した陶芸作品を展示する「第19回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、笠間市、同市教育委員会主催)が26日、同市笠間の県陶芸美術館で開幕した。応募作品1564点から選ばれた表現豊かな入選作を中心に、約200点が展示されている。9月1日まで。入場無料。

同展は小学1~3年、同4~6年、中学生の3部門で構成。文部科学大臣賞などの特別賞や優秀賞、選奨に選定された計150点に、中学3年生の作品も合わせ展示。動物から日常生活用品まで、子どもならではの想像力あふれた世界が目を楽しませている。

初日に行われた表彰式では、小学1~3年の部で文部科学大臣賞に輝いた、同市立笠間小3年、杉田元一郎君(8)ら特別賞の39人に、賞状や記念品が贈られた。

審査員長を務めた金子賢治県陶芸美術館長は「『かわいい』『かっこいい』対象が多い中、中学生は構築物をしっかりと作ってきた。そして今回とうとうAI(人工知能)をテーマにした作品が登場。時代を感じさせた」と講評した。

受賞者はその後、笠間工芸の丘で陶芸体験に参加。陶芸の楽しさや笠間焼の魅力に触れた。

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