みこし対面 雷も“演出” 宇都宮で天王祭

下野新聞
2019年7月22日

 宇都宮二荒山神社の末社・須賀神社天王祭の恒例行事「親子みこし対面」が20日夜、宇都宮市中心部で行われ、各町内のみこし約30基が雨上がりの石段を威勢良く上った。

 出発式直前には雷雨に見舞われたが、午後6時ごろ、一行は予定通り宇都宮城址(じょうし)公園を出発。各町内の子どもみこしは「ソイヤ」などと掛け声を上げてオリオン通りなどを練り歩き、バンバ通りの下之宮に鎮座する親みこしと対面した。その後、色鮮やかなはんてんや鯉口(こいくち)シャツ姿の担ぎ手たちがみこしと共に二荒山神社の階段を次々に上っていくと、観衆の熱気も最高潮に達した。

 祭りは夏の災いを払うために始まったとされる。21日は親みこしが市内を渡御する。