豆力士 衣装お披露目 「延方相撲」28日開催 潮来

茨城新聞
2019年7月22日

県指定無形民俗文化財の「延方相撲」が28日に潮来市新宮の鹿嶋吉田神社で開かれるのを前に、準備が進む延方地区で21日、祭礼の見どころ「花相撲」の衣装そろえが同市須賀南の須賀区集会所で行われた。相撲に参加する子どもたちは化粧まわしを身に着けて地域を巡回し、晴れ姿をお披露目した。

延方相撲は、江戸時代に農地を巡る紛争の解決を祝って、同神社に相撲祭を奉納したことが始まりとされる。花相撲の主役は1~4歳の豆力士たち。父親や祖父に肩車された子どもたちは、約50人の行列となって拍子木と金棒の軽快なリズムと共に地域を練り歩いた。沿道からは「かわいい」と手を振る姿が見られた。

例祭では花相撲のほか、地元の小学生や大人の相撲も行われる。

催事を取り仕切る当番区・曲松区の石田裕二区長(62)は「347年の歴史を重ねてきた伝統行事。ぜひ見に来ていただきたい」と呼び掛けた。

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