《キラメシ》甘楽亭(藤岡市藤岡) 秘伝のたれ 名物カツ丼

上毛新聞
2019年7月19日

 1905(明治38)年に創業した老舗カツ丼店。少しずつ継ぎ足し、熟成させたたれをくぐった揚げたてのカツを求め、県内外からリピーターが訪れる。冷めてもおいしいメニューは弁当としても人気で、昨年4月に前橋市にテークアウト専門店を開いた。

 肉の脂身や筋をそぎ落とした赤身肉をさっくりと揚げる。創業当時、メインだった牛すき焼きの割り下をアレンジしたしょうゆベースの甘辛いたれが食欲をそそる。

 「揚げ物といえど、健康にいいものを提供したい」と揚げ油にラードを使うことをやめ、米油とサラダ油に変えた。冷めると固まるラードや脂身を使っていないため、弁当にしてもおいしさを損なわないという。

 多くの注文を受けても作りたてにこだわり、白米を何度も炊く。4代目の宇留間晶夫さん(62)は「お客さまの味覚は時代とともに変わる。店もそれに寄り添い進化しなければ」と話している。

【メモ】
▽11~14時(土曜は14時半)、16~20時
▽日曜、祝日定休。
▽☎0274・22・0244