ホオズキ、鮮やか朱色 古河で出荷最盛期

茨城新聞
2019年7月8日

東京・下町の夏の風物詩「ほおずき市」が9、10の両日、浅草寺(台東区)で開かれるのを前に、古河市三和地区で鮮やかな朱色に染まり始めたホオズキの出荷作業が最盛期を迎えた。同地区では2軒の園芸業者が栽培し、浅草で販売される大半を出荷。同市雷電町の雷電神社「ほおずき祭」(13、14日)など、県内向けも生産している。

浅草への出荷が50年目となる同市仁連の三和園芸(鈴木隆社長)では7日、朝から従業員約20人が実の色づきや大きさを確認。ほおずき市専用の鉢に入れ替えて積み込む作業に追われた。鈴木社長は「今年は雨が多かったが、品質は例年通り順調。250年続く伝統の浅草の市の大切さと、心癒やすホオズキの魅力を感じてもらえたら」と話した。

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