《食いこ》オーガニックマルシェカフェひ・ら・く(茨城町) 男3人、“半農半カフェ”

茨城新聞
2019年5月12日

緑に囲まれた茨城町の「オーガニックマルシェカフェひ・ら・く」は、「自分で作った野菜を食べてもらう店を開きたい」と同町地域おこし協力隊の川島裕樹さん(30)ら3人が、農業をしながら金曜と土曜の週2日営業する。自家栽培した野菜は、ピザやパスタなどに使って提供し、店頭で販売する。営業日はポケットファームどきどき近くにのぼりを出す。

川島さんは千葉県の農家レストランで修業後、定住と就農を目的に協力隊として2017年に着任。昨年5月、鉾田市の米沢直人さん(34)と店を開いた。そこに城里町の根本樹弥さん(44)が加わった。米沢さんは県内で、根本さんは神奈川県葉山町の飲食店で腕を振るった経験があり、手作りにこだわったメニューをそろえる。

3人はカフェのオープン日以外はそれぞれ農業に励む“半農半カフェ”。川島さんは小麦をメインに玉ネギやニンニク、葉物野菜などを育てており、無農薬無施肥が基本の自然栽培に取り組む。3人が作った野菜の宅配も行う。

店舗は環境保全団体「NPO環~WA」が納屋をカフェ風に改装した建物を借りる。同団体の里山の保全活動で出た杉や竹の間伐材などで、店舗を整え、ピザのまき窯やまきストーブに使っている。

自慢のピザは自家製も含め茨城町産小麦粉100%で生地から作る。春菊のジェノベーゼソースと同町産豚肉のベーコンを載せたピザや旬の野菜を使ったピザなどいろいろ。ピザプレートは小さめのピザにサラダとスープ、ドリンクが付く。6月末からの「ひぬまあじさいまつり」にちなんだプレートには、手作りの豆乳アイスを付ける。

パスタは野菜たっぷりのペペロンチーノや同町産の平飼い卵のカルボナーラなど。ジンジャーエールやコーラは自家製シロップで作る。

敷地内はドッグランが設けられ、4月末には区画がないフリーサイトのキャンプ場がオープンした。じか火でのたき火が楽しめる。

涸沼の環境に魅了されたという川島さん。「ひらくには開拓の意味もあるが、涸楽。涸沼の周辺を楽しくしたい」。その思いが店名に込められている。

■お出かけ情報
オーガニックマルシェカフェひ・ら・く
▼茨城町下土師1821
▼営業は金曜・土曜の午前11時~午後6時(午後6時以降は予約)
▼(電)070(6425)2418川島さん

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