夏本番へ サラダそば始動 鹿沼の新名物目指し4年目 令和ポスターも作製

下野新聞
2019年5月1日

 【鹿沼】鹿沼の新名物にしようと2016年、市内10店舗で売り出した「鹿沼サラダそば」。4年目を迎える今シーズンは14店舗が参加、既に通年メニューとしている3店に加え、ゴールデンウイーク後には1店舗を除く全店が一斉に売り出す。残る1店も準備が整い次第メニューに加える予定だ。事前PR用に「令和元年版」のポスター、ガイドブックも作製した。

 佐藤信(さとうしん)市長は1月の新春記者会見で鹿沼特産のそばを「ふるさと名物」として市が応援することを宣言した。定着している「ニラそば」と並び、「サラダそば」にも期待を寄せる。

 サラダそばはこれから夏に向け、そばの風味と採れたて野菜にドレッシングを加えたフレッシュさを一度に味わえるのが魅力だ。鹿沼商工会議所が呼び掛け、賛同するそば店関係者で実行委員会を組織して始まった。

 当初は実行委のメンバーが中心となってドレッシング作りなどを手掛けていたが、現在は各そば店がオリジナルのドレッシングなどを開発。地元産の新鮮な野菜で彩りを添えている。

 今季は昨季と同数の14店舗が取り組み、値段は800~1250円(税込み)。新たに作った統一ポスターはB2判。背景はこれまで同様、黒色とし、サラダそばの写真を掲載、脇には店名を加えた。

 ガイドブックは「サラダと蕎麦(そば)が恋をした」のキャッチコピーを付け、所在地、電話番号など参加店の情報のほか、各店によるサラダそばの説明、PR文を入れている。6千部作製した。

 新たに実行委員長となった蕎花(きょうか)店主の高橋道徳(たかはしみちのり)さん(43)は「各店、趣向を凝らしています。ガイドブックを手に週末、食べ歩きをしてください」と話している。

(問)鹿沼商議所0289・65・1111