大フジ 降り注ぐ花と光 足利

下野新聞
2019年5月1日

 足利市迫間(はさま)町の「あしかがフラワーパーク」で県指定天然記念物の大フジが見頃を迎えている。28日は早朝から大勢の観光客が訪れ、咲き誇るフジの花と園内に満ちるフジの香りとを楽しんでいた。

 同園によると、大フジは例年より4日早い4月17日に開花した。その後、冷え込みがあったため開花のスピードが遅くなり見頃の時期は例年並みという。同じく県指定天然記念物の白フジのトンネルもかれんな花が咲き始め、見頃はこれから。いずれも5月8日ごろまで楽しめそうという。

 JR両毛線のあしかがフラワーパーク駅が開業2年目で認知され、休みが10連休と長いため、混雑は分散化されそうという。5月12日までは営業時間を午後9時まで延長し、ライトアップした夜のフジも楽しめる。

 東京都大田区から友人たちと訪れた会社員荒井真由美(あらいまゆみ)さん(51)は「初めて来た。いろいろな種類のフジがあって、こんなにすごいと思わなかった」と満足そうだった。