ヒマワリ迷路人気 鹿嶋

茨城新聞
2015年8月6日

鹿嶋市宮中の住宅街の一角に約8千本のヒマワリが咲き、見頃を迎えた。同市のNPO法人かしま遊休地活用クラブ(村田浩伸理事長)が手掛けた約2千平方メートルの「ひまわり迷路」は人気があり、訪れた人たちを笑顔で“満開”にしている。

同クラブは約50人で活動。まちづくりの一環として耕作放棄地を有効活用する取り組みを実践している。同市宮中と清水の2カ所でヒマワリ畑作りのほか、他の場所でトウモロコシやカボチャなどの農作物を作っている。1日は宮中で農産物販売も行った。

同所の古閑伸吾さんは家族4人で遊びに来た。母親の明子さんは「(ヒマワリは)時季的なもの。このような場所が近くにあってうれしい」と子どもを撮影していた。村田理事長は「みんなが喜んで、笑顔で見てもらえれば」と語った。

村田理事長によると、ヒマワリの品種は「春りん蔵」。今月中旬に種を収穫、その後脱穀作業を行う。2カ所のヒマワリ畑からは計180リットルの搾油を見込んでいるという。

(小林久隆)

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