ミニかまくら 目標800個着々  日光・湯西川あすから祭り 会場で準備に汗 温泉街彩る

下野新聞
2019年1月25日

 【日光】「湯西川温泉かまくら祭」(同祭実行委員会主催)が26日から始まるのを前に、湯西川温泉旅館組合の組合員が中心になり24日、沢口河川敷で“名物”のミニかまくら作りが始まった。例年よりも積雪が少ないものの祭りへの支障はなく、準備が着々と進んでいる。

 同祭は冬場の観光振興を図ろうと始まり、26回目。7カ所の会場があり、中でも「沢口河川敷ミニかまくら会場」にミニかまくらが並び、内部にろうそくがともる幻想的な光景は、日本夜景遺産に認定されるなど人気を集めている。

 この日は午前9時から、小雪の舞う中、約20人が高さ約40センチ、直径約45センチの漬物だるを使って次々とミニかまくらを作った。25日までの2日間で約600個を製作。その後も作業を続け、最終的には約800個に達するという。

 このほか、「平家の里メイン会場」には高さ約3メートルのかまくらが作られた。平家の里内の食事処のメニューを、かまくら内で食ベることができる。同会場にも約300個のミニかまくらが登場する。「沢口会場」ではかまくら内でのバーベキュー、水の郷観光センター敷地内の「湯西川水の郷スノーパーク」では雪の滑り台などが楽しめる。

 祭は3月3日まで。会場によってイベントの休業日があり、入場料などがかかる場合もある。(問)市観光協会0288・22・1525。