一年の幸せ祈願 鹿島神宮や笠間稲荷 平成最後の初詣

茨城新聞
2019年1月1日

平成最後の元日、県内各地の神社仏閣は多くの初詣客が詰め掛け、1年間の家内安全や無病息災、商売繁盛などを祈願し、手を合わせた。

鹿島神宮(鹿嶋市宮中)は、境内や歩行者天国となった参道が参拝客で埋め尽くされた。授与所では縁起物の破魔矢や、お守りなどを買い求める家族連れが見られた。

かすみがうら市から家族4人で訪れた武田英明さん(39)は「野球をしている息子の必勝祈願と娘の学業成就を願った」と話した。行方市の小野口吉一さん(59)は破魔矢を手に「家族に病気や災いがないように」と家内安全を祈願した。

全国の鹿島神社の総本宮として広く信仰を集める同神宮は例年、三が日で70万人を超える参拝客が訪れる。

笠間稲荷神社(笠間市笠間)では、年明け早々に家族連れやカップルが押し寄せた。門前通りまで順番待ちの長蛇の列ができ、境内も縁起物を求める参拝客でにぎわった。同神社には三が日で例年80万人が訪れる。

妻や娘と共に詣でた桜川市の会社員、中里大祐さん(43)は「ひたすら家族の健康を祈った。この一年、みんなで仲良く過ごせればいい」と期待を込めた。

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