皇室に献上の富有柿審査会 石岡・八郷地区

茨城新聞
2018年11月21日

石岡市八郷地区特産の富有柿を皇室に届ける「献上柿」の最終審査会が20日、同市柿岡の市八郷庁舎で行われた。八郷地区にあるマル園、十三塚、JAやさと柿部会の3つの柿出荷組合で組織する市八郷柿振興協議会(上田佳幸会長)の主催。

皇室への献上は1950年代半ばから毎年続いており、69年からは各出荷組合が1年ごとに担当して行う方式になった。今年はJAやさと柿部会が生産した富有柿が献上される。

生産者代表らの審査員は、事前審査を経て会場に持ち込まれた180個の柿をあらためて吟味。色や形などを見比べ、厳選された72個が、1個ごとにネットに包まれ、献上用きり箱に丁寧に納められた。

上田会長は「今年も悪天候などで苦労が絶えない年だったが、生産者は立派な柿を集めてくれた。両陛下に楽しんで味わっていただければ」と話していた。

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