台湾の自転車客誘致 食と観光楽しむ 県がモニターツアー

茨城新聞
2018年11月1日

サイクリングが盛んな台湾からのサイクリスト誘致を図ろうと、県が現地の芸能人やメディア関係者ら10人を招いたモニターツアーを実施している。31日は自転車専用道「つくば霞ケ浦りんりんロード」周辺で、茨城の食と観光を味わいながら走行した。

一行はこの日、道の駅たまつくり(行方市)やかすみがうら市交流センター内のかすみキッチン、筑波山などを訪問。前日の30日には国営ひたち海浜公園(ひたちなか市)を訪れ、園内を自転車で走りながら赤く色づくコキアなどを見学した。

本県を初めて訪れた女性タレントでサイクリストの林彦君さんは「りんりんロードは車や人が少なく、景色に目を向けられる」と話し、目の前に広がる霞ケ浦や筑波山を楽しんでいた。

茨城空港の台湾路線が10月28日から定期便化し、台湾の世界的自転車メーカー「ジャイアント」幹部が同月11日に大井川和彦知事を訪問して自転車旅行の拡大意向を示すなどしており、県は自転車を通じた台湾との交流や訪日客誘致を促進したい考えだ。今回のツアー参加者は29日から11月1日までの4日間滞在し、茨城空港から帰途に就く。

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