秋の二天門 夜間公開 日光山輪王寺 来月「ライトアップ大猷院」 期間限定の御朱印も発行

下野新聞
2018年10月19日

 【日光】山内の世界遺産日光山輪王寺は、徳川(とくがわ)3代将軍家光(いえみつ)の霊廟(れいびょう)の国宝・大猷院(たいゆういん)を夜間参拝できるイベント「ライトアップ大猷院」を11月2~4、9~11日の計6日間、開催する。二社一寺最大の楼門で、今春に56年ぶりの大修理を終えた「二天門」を紅葉シーズンに初めて夜間公開。荘厳な建物と色づいた木々が明かりに浮かび上がる。期間限定の御朱印も発行する。

 イベントは「紅葉が最もきれいな時季に見てほしい」(輪王寺)と、二社一寺周辺で11月9~11日に開かれる恒例イベント「ライトアップ日光」に先駆けてスタートさせる。

 大猷院のライトアップは2年前に初めて実施して以降、秋は3回目。しかし、二天門はこれまで修理中だったため、工事用のシートで覆われていた。

 時間は2~4日が午後4時半~8時、9~11日は同5~9時。黒漆と朱塗りの重厚な二天門が夕闇に姿を現す。2~4日は門の前に照明で彩った竹細工も飾る。境内の灯籠には明かりがともされ、拝殿まで参拝することができる。

 本堂「三仏堂」前では2~4日の正午~午後9時にマルシェ(市場)を開催。ライトアップの時間帯は大猷院までの無料シャトルバスも運行する。輪王寺は「10月25日から始める逍遥(しょうよう)園の紅葉ライトアップと合わせて楽しんでもらいたい」としている。

 ライトアップ拝観料は大人550円。(問)大猷院0288・53・1567。