東武にラッピング列車 ブレックスと連携企画始動

下野新聞
2018年10月10日

 東武鉄道とプロバスケットボールBリーグの栃木ブレックスの連携企画「To BREX(トーブレックス)」が9日始動し、宇都宮市宮園町の東武宇都宮駅でオープニングイベントが行われた。駅構内は選手たちを描いた多数の広告で“占拠”され、チームロゴのヘッドマークを掲げたラッピングトレインが初運行した。

 企画は宇都宮線に9月、導入されたリニューアル車両に配した濃紺と黄色が、チームカラーと同系色であることから実現した。4日に開幕した2018-19シーズンを中心にオフ期間も連携する。

 イベントには栃木ブレックスの鎌田真吾(かまたしんご)社長や田臥勇太(たぶせゆうた)ら4選手が参加した。熊倉与一(くまくらよいち)同駅長は「(両者は)共に地域の活性化も目指している。駅利用で気分を盛り上げ、熱い声援を送ってほしい」とあいさつし、選手と共に、全選手らを描いたラッピングトレインへ出発を合図した。

 田臥選手は「(連携は)本当にありがたい。みんなで頑張ろうという気持ちになった」と述べた。ブレックスアリーナ宇都宮(宇都宮市体育館)での試合日に無料シャトルバスの運行も計画されており、「多くの方に会場へ足を運んでもらえる」と喜んだ。