幻の果物で町おこしを 那須烏山石川さん 北米原産「ポポー」 40本収穫期、市内で販売

下野新聞
2018年10月5日

 【那須烏山】野上、工務店経営石川仁一(いしかわじんいち)さん(68)が自宅近くの畑で栽培する北米原産の果樹「ポポー」が収穫期を迎えた。約20年前に1本の苗木から育て始め、今では40本もの木から果実が採れるようになった。果実の傷みやすさなどからあまり流通せず、「幻のフルーツ」との異名もあるというポポー。石川さんは果実や苗木を販売しており、「ポポーをもっと広め、まちおこしにつなげたい」と意欲を見せている。

 ポポーは明治期に日本に持ち込まれ、ポーポーやアケビガキなどとも呼ばれる。楕円(だえん)形の果実はねっとりとした食感で、マンゴーなどに似た濃厚な甘さや栄養価の高さなどが特徴だ。

 石川さんは約20年前に高根沢町の仕事先で顧客から苗木を譲り受け、栽培を始めた。害虫に強いなど手間がかからないこともあり、年々本数を増やしていったという。

 現在は5カ所の畑で果実が採れる成木のほか、多くの苗木も育てる。石川さんは「これだけ大規模にポポーを栽培している人は近隣にはいないのでは」と話す。

 収穫期は9月末~10月半ば頃で、今年は例年に比べて豊作。金井2丁目の山あげ会館や滝の龍門ふるさと民芸館で、1パック(3~5個程度)税込み250円で販売している。

 島根県美郷(みさと)町比之宮(ひのみや)地区ではまちおこしの一環として、ポポーをジェラートに加工・販売しているという。石川さんは「お菓子やお酒などにも活用できると思う。那須烏山を『ポポーの里』にしたい」と話した。

 (問)石川さん090・2753・7913。

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