モニターを見て内視鏡手術体験 国福大「キッズスクール」

下野新聞
2018年8月9日

 【大田原】国際医療福祉大は8日、北金丸の大田原キャンパスで体験型学習イベント「第9回キッズスクール」ヘルスケア・ジュニアリーダーコースを開き、市内外の小中学生117人が楽しみながら医療福祉の仕事を学んだ。

 市と市教委との共催で、小学5、6年生と中学1~3年生が9種のプログラムを受講。中学生は、救急患者を発見したという想定で、人形を使った心肺蘇生から超音波(エコー)検査、内視鏡外科手術までの一連の流れを模擬体験した。

 内視鏡手術では、真剣な表情でモニター画面を見ながら、手術器具の鉗子(かんし)を操って大小のビーズを移動した。傷口の縫合や、処方箋に従って薬に見立てたお菓子を袋に詰める薬剤師の仕事も体験。小学生は目の病気を患った場合の見え方や車椅子の操作も学んだ。

 那須塩原市東那須野中1年原田麻彩(はらだまや)さん(12)は「心肺蘇生は人形の頭が重くて、大変さが分かった。手術はモニターを見ながら手を動かすのが難しかった。楽しく学べて医療への関心が高まった」と話していた。

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