飯舘への思い花開く 那須塩原 北原さん トルコギキョウ出荷

下野新聞
2018年7月31日

 東京電力福島第1原発事故で福島県飯舘村から那須塩原市関谷に避難した元農協職員北原彰(きたはらあきら)さん(61)が育てた同村の特産品トルコギキョウが開花を始め、関谷の花卉(かき)農園「花園 までい」で収穫作業が行われている。

 北原さんは同所で花卉農園を開いて6年目。トルコギキョウは色合いが多様で、仏花などに使用される。

 ビニールハウス内には白やピンクなど25種類のトルコギキョウが約6万本植えられている。30日は作業員たちが約1千本収穫し、余分な葉を切り落として出荷の準備をしていた。11月末まで首都圏の市場に出荷する予定。

 北原さんは「震災で育てていた花がなくなり、自分の証しが消えたような気がした。意地でも育て直そうと取り組んできただけです」とほほえんだ。

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