来福酒造 純米吟醸「愛山」、欧州品評会で最高賞

茨城新聞
2018年7月27日

来福酒造(筑西市村田)の純米吟醸「来福 愛山」が、欧州の日本酒品評会「ロンドン酒チャレンジ2018」(酒ソムリエ協会主催)で、最高賞のプラチナ賞を受賞した。受賞の酒は、コンテスト用に製造されたものでなく広く販売されている主力商品。海外の有力な品評会による今回の高い評価で、同社は酒造りに自信を深めている。

「来福 愛山」は、2005年に製造販売を開始。一升瓶換算で年間約1万5千本を販売している。酒米は兵庫県産「愛山」を使用。精米歩合50%、アルコール度数15%。味は、コメの甘みやうまみを感じられる柔らかい味わいに特長がある。米国など海外にも輸出されているという。

品評会は5月20日に英国ロンドンで開かれ、外国人の酒ソムリエ33人が参加。香りと芳香を鼻で調べる▽風味と味を口で確かめる-など五つの判定項目で審査され、評価は0~5の星の数で表された。最高賞のプラチナ賞は来福酒造を含む国内10県の12社が受賞した。

藤村俊文社長(46)は「うちで一番売れているフラッグシップの酒が高く評価されたのが非常にうれしい。これにおごらず、さらなるクオリティーアップを目指していきたい」と話した。純米吟醸「来福 愛山」は4合瓶(720ミリリットル入り)1550円(税別)。問い合わせは同社(電)0296(52)2448

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