渡良瀬川洪水や 正造の直訴 前面 鉱毒資料室が展示替え 太田

上毛新聞
2015年10月14日

「原爆の図」作者として著名な丸木位里・俊夫妻が描いた「足尾鉱毒の図」を展示している太田市飯塚町の市足尾鉱毒展示資料室は6日、展示作品を入れ替えた。「足尾鉱毒―」は1畳の絵8枚を1作とし、6部で構成。スペースの都合で2部ずつ展示しており、今回第3部と第4部に入れ替えた。来年1月31日まで展示する。

第3部は鉱毒を含んだ洪水が渡良瀬川流域を襲った惨状を表し、第4部は田中正造が明治天皇に窮状を直訴する様子などが描かれている。
来年2月2日からは、渡良瀬遊水地に沈んだ旧谷中村の強制退去の様子を描写した第5部と、現在も渡良瀬遊水地で行われている野焼きを描いた第6部を展示する(6月5日まで)。6月7日からは再び、第1部と第2部に入れ替える。
同資料室は、市内でも被害を起こした足尾鉱毒事件を後世に伝えるため、5月27日に市が開設した。足尾銅山を運営していた古河鉱業に責任を認めさせた調停の資料や、鉱毒の影響を受けて生育不良になった稲などを展示している。
月曜休室。午前9時~午後4時半。木、土、日曜日はボランティアガイドがいる。

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