《ちょこっとグルメ》ふんわり食感 五つの味

上毛新聞
2018年7月13日

◎福分団子やおとも商店 ☎0276・72・0304(館林市美園町)

館林市の茂林寺に伝わる伝説「分福茶釜」にちなんで屋号が付けられた団子屋。阿部滋之さん(82)と豊子さん(77)夫妻が一代で築き上げ、地元で50年以上愛され続けている。豊子さんは「福を分けてくれる団子って、縁起がいいでしょう」と笑顔を見せる。
こだわりの団子は滋之さんが添加物を使わずに、水と上新粉、砂糖のシンプルな材料で生地を作っている。毎日の気温と“相談”しながら作り方を少しずつ調整し、ふんわりとした食感に仕上げている。子どもやお年寄りに喜ばれる軟らかさが自慢だ。
人気は、秘伝のたれを使ったみたらし(1本100円)と北海道産の小豆で手作りしたこしあん(同)。5本がセットになった5色(570円)はみたらし、こしあん、しょうゆ、いそべ、ずんだの味比べができ、うれしい一品だ。

▽営業 9時~売り切れ次第終了
▽定休日 木曜
▽これもお薦め いなりのり巻き弁当(400円)

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