土浦港近くに自転車拠点 来春オープン、多目的室や観光案内所

茨城新聞
2018年7月4日

土浦市は、霞ケ浦の土浦港近くにサイクリング用の拠点施設を設ける。建物内に自転車組み立てスペースや更衣室を設置。県が整備した自転車専用道路「つくば霞ケ浦りんりんロード」の沿線にあり、JR土浦駅ビルに県と開設した自転車拠点「りんりんスクエア土浦」からサイクリングする人や、車で来て自転車を乗り出す人の利便性を高める。工事は来年3月までで、4月にオープンする予定。

同拠点は、土浦港のラクスマリーナ、川口運動公園に接し、野球や陸上、水上スポーツ、湖上の観光遊覧に親しめる地域にある。

土地面積は約1万1500平方メートル。このうち交流拠点ゾーン(2千平方メートル)には、平屋の交流拠点施設(延べ床面積は約260平方メートル)を設け、自転車用のサイクルセンター、物販所、観光案内所、多目的室を置く。同センターでは、自転車10台分の修理・点検が行えるほか、更衣室やシャワー室、多目的トイレを整備する。建物利用は無料で、シャワーなどは有料にする予定。児童用の遊具や健康遊具といったデザイン性の高い遊び場も設け、施設と一緒に使えるようにする。

にぎわい・パークゾーン(1万平方メートル)には、イベント広場を設け、駐車場を100台分備える。イベント時には、交流拠点施設の開口部を開放し、屋内と屋外を一体的に使えるようにする。

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