絵本画家スズキコージ展 天心記念五浦美術館

茨城新聞
2018年6月23日

色彩感豊かな独特の作風で知られる絵本画家、スズキコージさん(70)の初期作品から最新作まで集めた企画展「スズキコージ大千世界宇宙大爆裂展」が23日、北茨城市大津町の県天心記念五浦美術館で開幕する。日本絵本賞受賞作「ドームがたり」など絵本9作品の原画や巨大絵画など計約330点が展示されるほか、23、24の両日はスズキさんが音楽に合わせて即興で描くライブ・ペインティングを実施する。(写真は県天心記念五浦美術館提供)

同展はこれまでのスズキさんの個展の中で最大規模。20歳の頃からの約50年間に蓄積した作品を一堂に集めており、同館は「これだけの作品を見られるのは魅力的」としている。

スズキさんは静岡県浜松市出身で神戸市在住。独学で絵を学び、1971年に絵本「ゆきむすめ」を発表して注目を集め、「エンソくんきしゃにのる」や「ブラッキンダー」などで数々の受賞歴を誇るほか、ポスターや壁画、舞台美術など幅広く活躍している。

展示するのは「サルビルサ」など代表的な絵本9作品の原画177点と、「野獣ブランコ」や幅8メートルを超す巨大絵画「PARADISE」、立体作品など計約330点。スズキさん自身が展示準備に立ち会い「作品の魅力を引き出す」(同館)構成になる。

ライブ・ペインティングはスズキさんが全国各地で繰り広げている。今回は縦約2メートル、横約5・4メートルの顔出しパネルの表裏両面に、異国情緒漂う音楽に合わせて即興で絵を描くとともに、2日目の24日は事前に申し込んだ小学生10人も一緒に制作に当たる。

7月21日午後1時半からは「ドームがたり」で物語を担当したアーサー・ビナードさんとスズキさんとのトークショーがあり、同日は思い思いの旗を自由に描く「万国旗?をつくろう!」も行われる。翌22日には冠やお面を作り館内外を練り歩くイベント「“イカス”カンムリやお面をつくってパレードしよう!」も実施する。同イベントは事前申し込み制で定員40人。往復はがきで同館に申し込む。

同館の村山佐知子首席学芸主事は「想像力豊かなスズキさんの世界観を味わってほしい」としている。

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