絵はがきで見る鹿の湯の歴史 9月まで那須歴史探訪館 貴重な資料200点展示 旅行客の写真やパンフも

下野新聞
2018年6月20日

 【那須】明治期から昭和初期に発行された絵はがきを通して湯本の「鹿の湯」と那須温泉の歴史を紹介するテーマ展「絵葉書で見る那須温泉史~那須温泉鹿の湯物語~」が、芦野の那須歴史探訪館で開かれている。県内最古の温泉である鹿の湯をテーマにした展示は同館では初めて。9月2日まで。

 鹿の湯は発見されてから1300年以上の歴史を持つ。源泉に含まれる硫黄が皮膚病に効くとされ、病気を治療する湯治場として親しまれている。

 同館は那須温泉に関するテーマ展を昨年実施しており、今回は同館の岡田雅俊(おかだまさとし)館長(62)が「那須温泉の起源でもある鹿の湯の歴史を伝えたい」と企画した。

 同展では、湯本の「昔語り館」から提供された明治期以降の絵はがき約150点のほか、鹿の湯から提供された旅行客の記念写真や旅館のパンフレットなど計約200点を展示。明治期から昭和初期まで那須温泉街などで実際に販売された同温泉街や那須高原などが描かれた絵はがきや、温度53度の鹿の湯に入浴し、熱さに耐える旅行客の写真などが来館者を楽しませている。

 今月中旬に訪れた東京都町田市旭町3丁目、牛腸安喜男(ごちょうあきお)さん(71)は「温泉に関する展示は珍しくて興味深かった。熱いお湯に入るのもいいですね」と話した。岡田館長は「展示を見て、帰りは温泉に寄るのが一番の楽しみ方です」と来館を呼び掛けている。

 観覧料大人200円、中学生以下無料。月曜休館。(問)那須歴史探訪館0287・74・7007。

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