イトウ製菓 洋菓子、初の直営店 地元米粉使ったバウムクーヘン 小美玉で28日開業

茨城新聞
2018年5月18日

「ミスターイトウ」のブランドで知られるクッキーやビスケットの専業メーカー、イトウ製菓(東京)は28日、工場のある小美玉市に洋菓子店「アトリエ・プティ・ボア」を開業する。同社は食品スーパーやコンビニエンスストア向けの流通用菓子を製造しており、初の直営店の出店に乗り出す。地元食材をふんだんに使ったバウムクーヘンや焼き菓子をそろえ、店内には焼きたてを味わえるイートインスペースを設ける。

店名は仏語で「小さな森の工房」の意。同社の子会社で、菓子製造販売業のコントレ(同市)が運営する。バウムクーヘンはやわらかくてしっとりとした「ソフト」と、歯応えのある「ハード」をそろえる。焼き菓子は、クッキーやサブレの詰め合わせやばら売りを用意する。主原料には小美玉市産コシヒカリを自家製粉した米粉を使う。オーブンはガラス張りにし、来店客にバウムクーヘンが焼き上がる工程を楽しんでもらえるよう工夫した。

焼きたての商品を味わってもらうため、店内にはイートインスペースを24席設ける。コーヒー卸販売のサザコーヒー(ひたちなか市)と提携した特製ブレンドコーヒーや、坂東市産のさしま茶を使った和紅茶もある。焼き菓子などは、インターネット販売も行う予定だ。

敷地面積は約9900平方メートルで、大半に芝生を敷くとともに、シンボルとなるモミの木やケヤキ林、イチョウ並木を配置するなど自然豊かな店造りを目指した。開業時の店舗面積は約330平方メートルで、天井にはバウムクーヘンをイメージした波状の装飾を施した。

同社は1952年に伊藤製菓として設立し、63年に現社名へ改称。68年、美野里町(現小美玉市)で製造工場の操業を開始した。担当者は「今年は工場の操業から50年の節目。地元の方と結び付いた店を目指したい」と話した。

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