豊作願い早乙女手植え 笠間稲荷御田植祭

茨城新聞
2018年5月11日

笠間稲荷神社の神事「御田植祭」が10日、笠間市石井の同神社神饌(しんせん)田で厳かに執り行われた。肌寒い雨の中、かすりの着物と花がさ姿の早乙女(さおとめ)らが苗を手植えした。

御田植祭は、その年の豊作を祈願する神事で、収穫されたコメは御米(みけ)として毎朝、神前に供えられる。

祝詞奏上や伝統の舞の奉納などに続き、御田植の儀が始まった。地元の市立笠間中の生徒たちが歌う御田植祭歌に合わせるように、県立水戸農高の女子生徒が務める6人の早乙女が稲の苗を植えた。約10アールの神饌田の周りには地元住民や写真愛好家らが集い、本降りの雨の中行われた神事を見守っていた。

早乙女を務めた同校食品化学科2年、猿田南萌(みなも)さん(16)は「雨が降って寒かったが、田んぼの水は温かかった。伝統ある神事に参加でき、貴重な経験となった」と声を弾ませた。 

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