高萩 映画「ある町の高い煙突」ロケ 煙害克服の決意 熱演

茨城新聞
2018年5月8日

日立の大煙突を巡る実話を描いた新田次郎の小説「ある町の高い煙突」の映画化で、本格的な撮影が始まり、高萩市下君田での撮影の様子が7日公開された。主演の井手麻渡(あさと)さん(28)は「長く愛される作品になるようにみんなで作っていきたい」と意欲を語った。

日立市内の満開のサクラなど、現代の場面は3月30日から約1カ月で撮影。俳優が登場する撮影は今月6日、高萩市下君田の山村風景の中でスタートした。

この日は井手さん演じる主人公・関根三郎が祖父の墓前で煙害克服を決意するシーンなどを撮影。井手さんは「必ずあの化け物を退治してみせる」などと叫び、熱のこもった演技を見せた。

井手さんは仲代達矢さん主宰の無名塾所属で、オーディションで選ばれた。映画で名前が出るような役を演じるのは初めてで、「プレッシャーはあるが、役者として、人間として成長していきたい」と抱負を語った。

キャストもほぼ決まり、関根三郎と恋に落ちるヒロイン・加屋千穂役に小島梨里杏(りりあ)さんが起用されるほか、渡辺大さん、吉川晃司さん、仲代達矢さん、大和田伸也さんなどが出演する。

松村克弥監督は「素晴らしい役者とスタッフがそろった。撮影は非常に順調」と話した。この日の現場には日立市の小川春樹市長も激励に訪れた。

6月上旬まで県内を中心に撮影され、来春の全国公開の予定になっている。 

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