アートと伝統工芸融合 筑西28日開幕 ミック・イタヤさん企画展

茨城新聞
2018年4月28日

擬人化された太陽のイラストなどで知られる、ビジュアル・アーティストのミック・イタヤさん(64)=水戸市出身=の作品を集めた企画展「アートのある暮らし展」が28日、筑西市丙のしもだて美術館で開幕する。イタヤさんの創作の全容を明らかにするだけでなく、きりげたや漆など県内の伝統工芸士9人とコラボした作品コーナーが設けられているのが特長。現代アートと伝統の融合が大きな話題を集めそうだ。

会場には主に2000年以降の創作が集められ、平面や立体、暮らしに密着した照明やソファ、ポスターなど作品約300点が展示されている。作品の多くは、ギリシャ神話を思わせる神々や動物、天使などのキャラクターが、明るく流麗な線で描かれる。コラボした伝統工芸はきりだんす、ひな人形、染色、和紙、かな料紙、ちょうちんなどもある。

イタヤさんは茨城高-多摩美術大卒。グラフィック・デザインをベースに、カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開する会社の創立時のロゴデザイン、東京スカイツリー「ソラマチ」の装飾壁画などを手掛けてきた。父親が筑西市出身。自身も現在、同市に住所を置く。県内での大規模な展覧会は初めてで、第二の故郷に錦を飾る展覧会になる。

イタヤさんは27日、会場で報道陣の取材に「伝統工芸は世界の未来を左右するポジションにある。励ましたい」と意欲を示した。また「筑西は文化的な意味ですごく伸びしろがある。小さな街なのに板谷波山や森田茂などすごい人たちを輩出してきた。私も研さんを積んでその足下に及びたい」と話した。

会期は6月24日まで。問い合わせは同館(電)0296(23)1601

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