「塩の道」マップ作成 常陸太田住民有志 ハイキングに活用を

茨城新聞
2018年4月23日

常陸太田市の里美地区で、江戸時代に使われていた古道「塩の道」をハイキングコースとして整備する住民グループ「塩の道保全隊」(会沢孝一代表)が、コースの見どころをまとめたマップを作成した。同隊は「マップを片手に、鳥の声や滝の音を聞きながら歩いてほしい」と勧めている。

塩の道は、現在の北茨城市から里美地区を抜け、大子町方面に続いていた街道。かつては海沿いから内陸部に塩や海産物などを運ぶ輸送路だったが、近年は周辺道路の整備に伴い、利用されなくなっていた。

地域住民など19人でつくる保全隊は、ハイキング人気の高まりを受け、より多くのハイカーに足を運んでもらい、地域活性化につなげようと、2014年から本格的に整備を開始。コースの除草や倒木の撤去のほか、手すりや案内看板、休憩場所の設置などを行ってきた。

整備したのは大小13の滝が連なる薄葉沢沿いの約5キロ。片道約1時間で初心者でも気軽に歩き通せる。マップでは滝のほか、市指定天然記念物の「小妻の笠石」、古くから旅人を見守ってきた石造りの道しるべといったコース沿いの見どころを、写真とともに紹介している。

マップはA3判の八つ折タイプ。1万5千部を作成し、市役所里美支所、里美ふれあい館、道の駅さとみ、道の駅ひたちおおたなどで配布している。

会沢代表は「新緑の時季は木漏れ日が水面に映えて輝き、秋は滝とモミジのコントラストがいい。多くの人に四季折々の自然を満喫してもらえれば」と話している。

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