坂東まちづくり株式会社 「秀緑」の純米吟醸復刻

茨城新聞
2018年2月24日

坂東市岩井の市観光交流センター「秀緑」を運営する坂東まちづくり株式会社(円崎一也社長)は、銘酒として好評を博した旧大塚酒造(同所)の銘柄「秀緑」の純米吟醸酒を復刻させ、24日から限定販売を始めた。日本酒の復刻は昨年発売した特別純米酒に続き、第2弾。同センター独自開発の土産品として、ブランド化を図りたい考えだ。

旧酒造の酒は全国新酒鑑評会で度々金賞に輝くなど高い評価を受けていたが、2011年に廃業。酒蔵の跡地と建物を市が買い取り、同センターとして再生した。昨年、特別純米酒を復刻し4合瓶1100本を製造したが、3週間足らずで完売する人気ぶりだった。

復刻第2弾の純米吟醸酒は、市内の農家が生産した酒米「美山錦」を使用。酵母やアルコール度数などを旧酒造の関係者から聞き取り、味を再現した。筑西市の来福酒造が醸造した。

720ミリリットル(1430円)を千本のほか、1800ミリリットル(2860円)も600本用意、300ミリリットルも準備中だ(いずれも税別)。同センターや、市内の酒販売店のうち10店ほどで取り扱う。

まちづくり会社の根本克巳マネージャー(64)は「キレがよく、喉ごしのいい味わいに仕上がった。坂東市の新たなブランドとして表に出ていけば」と話した。発売の24日には同センターで、本県の他の日本酒を含めた飲み比べや飲み放題のイベントを開く。問い合わせは同センター(電)0297(35)0002

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