技術革新の光と影 10日開幕、水戸芸術館で企画展

茨城新聞
2018年2月10日

水戸芸術館(水戸市五軒町)の企画展「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」が10日、開幕する。世界を舞台に活躍する国内外のアーティスト8組が出品。作品を通し、人工知能など技術革新がもたらす光と影を捉え、情報社会と人間の関係を考察する。

内覧会が9日あり、作家5組が展示内容を解説。同館は「作品はテクノロジーと人間や社会の関係性をひもとくキーワードを持つ。日常と照らし合わせ鑑賞して」と話した。

このうち米国出身のセシル・B・エヴァンスさんは、自動化された演劇作品を展示。ロボット3体と感情的な面を持つ人間が登場し、テクノロジーと共生する未来の予測不可能さを表現する。

日本人男女2人によるユニット「エキソニモ」は、会員制交流サイト(SNS)などを題材に、情報に感情を左右される人間と、淡々と情報を処理する機械との違いを表現。ケーブルで埋め尽くされた地面の上を歩きながら鑑賞する。

このほか、2017年に世界のアート界で最も影響力のある人物に選ばれたドイツのヒト・シュタイエルさんは情報社会の怖さに注目。谷口暁彦さんは監視カメラの映像を使い、初の写真作品を発表する。作品は映像やボードゲームなど多様な媒体で展開される。

会期は5月6日まで。若手作家の新作を中心に紹介する企画展「クリテリオム93 益永梢子」も同時開催。問い合わせは同館(電)029(227)8111

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