《食いこ》カフェナナイロ(笠間市) 地元食材、器で魅力発信

茨城新聞
2018年2月4日

笠間稲荷神社に近い「カフェナナイロ」。週2日の飲食できるカフェ営業のほか、多彩な催しにスペースを貸し出し、地元の人や観光客の交流の場をつくる。「人と人とをつなぎたい」と店を切り盛りする島田奈実さん(28)。

島田さんは2013年から笠間市の地域おこし協力隊として活動。空き店舗を利用したカフェナナイロは協力隊時代、地元の人をサポートする形で始まった。16年に協力隊の任期が終わってからも同市に住みカフェを引き継いだ。

飲み物やランチを出すカフェの営業は火曜と土曜の週2日。島田さんが地元の食材にこだわったランチや飲み物を提供。岩間地区で収穫された「福来(ふくれ)みかん」の皮を入れて作った七味唐辛子を販売する。

福来みかんを煮詰めて作った「ふくれみかん茶」は、寒い季節に合うホットドリンク。ランチに使う食材は同市の農産物直売所で仕入れる。同市飯田地区の米、笠間で焙煎(ばいせん)したコーヒー、飲み物や料理を盛り付ける器は笠間焼と、地元産がそろう。

手作り菓子の販売やカイロプラクティックの施術などにカフェを貸し出す。「チャレンジショップの意味合いが強い」と島田さん。地元のグループによる読み語りの会や県外のコーラスサークルのミニコンサートなどのイベントも開かれる。「やりたい企画をつなぎ、場を整える役割がある。面白いと思う企画で街を盛り上げたい」とカフェを位置付ける。

島田さんは大学で文化人類学を専攻。地方をフィールドワークするうち「世の中に役立つことを実践したい」と協力隊に名乗りを上げた。母親の実家が行方市だったことから茨城を志し笠間市にやって来た。「来るまで笠間について知識はなかった」が、笠間の魅力を紹介する冊子(ブランドブック)の制作など協力隊として活動するうちにすっかり笠間通になった。

「福来みかんを作っているおじいちゃんたちが七味唐辛子を七色と呼んでいた」のを店名に付けた。「七色に輝いている人がたくさんいる」という意味が込められている。「イベントや店、人と笠間は魅力がいっぱいある。カフェを通して知らせていけたら」

■お出かけ情報
カフェナナイロ
▼笠間市笠間1537
▼カフェの営業時間は火曜と土曜の正午~午後6時(夜のイベントがある日は同9時)
▼フェイスブック「笠間市 カフェナナイロ」、メールアドレスpyrzqxgl7@gmail.com

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