斬新な作品 心癒やして 華道家・假屋崎さん 笠間で個展

茨城新聞
2017年11月9日

「華道家 假屋崎省吾の世界展-花蝶風月」が8日、笠間市笠間の笠間稲荷神社嘉辰殿で開幕した。テレビなどで幅広く活躍する假屋崎さんの個展。生けた花や流木に、カラフルな装飾を組み合わせた斬新な作品が並ぶ。假屋崎さんは「心癒やされて、元気がいっぱい出る雰囲気を楽しんでほしい」とアピールする。26日まで。

同神社主催。開催中の「笠間の菊まつり」の110回記念と假屋崎さんの華道歴35周年記念を併せ、開かれることになった。

假屋崎さんは17年前から笠間と縁がある。春風萬里荘(同市下市毛)での個展に始まり、笠間産の菊を愛用し続け、6年前にはかさま応援大使に就任した。「自然に満ちて、時間がゆっくり流れるところが魅力」と、たびたび訪れている。

今回の個展では、長年にわたり集めた流木を全体に配置、展示の骨格にすることで各作品に一体感を持たせた。流木が醸す「深山幽谷の風情」の中で、華やかな黄色のオンシジウムや大小さまざまな菊など秋の花が存在感を発揮。主に笠間焼の器に生けた。

「美しさが重要で、生の花にだけこだわらない」と、自然の色みに人工の色を融合させたのも特徴。曲がりくねった動きのある桑の木の枝を赤や青などカラフルな色に染め、素材として作品に組み込んだ。

2日間、朝から晩まで精魂注いで準備したという假屋崎さん。「敷居が高く難しい華道のイメージを払拭(ふっしょく)した。花を通して健やかに、幸せになってほしい」と充実の表情を見せた。身構えずに楽しめる、独自の華道の世界が広がっている。

入場料は大人千円、中学生500円、小学生以下無料。10、12、13、15~17、19~23日はサイン会も開催(日程変更の場合あり)。12、19両日は同神社稲光閣で入場無料の「花いけトークショー」を開く。

問い合わせは同神社(電)0296(73)0001。 

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