茶葉楽しむカフェ開店 坂東のさしま茶老舗

茨城新聞
2017年10月7日

県西地区の特産であるさしま茶を製造販売する野村産業(坂東市生子、野村義照社長)が、さしま茶とスイーツを楽しめる「のむらののむカフェ」を、オープンした。食文化の変化などで日本茶の消費が減少する中、茶葉の新しい楽しみ方を提案し、需要拡大につなげるのが狙い。野村社長は「老いも若きも、お茶を味わってもらいたい」と話している。

会社敷地内の事務所を改装したカフェには、ソファや椅子全25席を用意した。お茶は煎茶や抹茶、ほうじ茶を提供。エスプレッソマシンを使ってラテでも楽しめる。

食事は茶葉の天ぷらや緑茶ドレッシングを使った軽食に加え、茶葉を混ぜたロールケーキや季節のタルトなどスイーツを用意する。中でも茶葉を丸ごと凍らせた氷を削ったかき氷は、他にはない看板メニューの一つに据える。野村和徳専務は「将来的にはスイーツのネット販売もできるようにしたい」と話す。

カフェ奥には、三笠宮さまも訪れたことがあるという茶室「三笠庵」がある。これまで人が立ち入らないようにしていたが、カフェのオープンに合わせて特別に開放する。本格的な抹茶やケーキを味わえるほか、壁の掛け軸に四季の映像を映し出す演出も施し、非日常的な空間を醸し出す。

野村社長は「お茶の消費離れが言われている。飲む以外にもお茶をふんだんに使った商品を作った。家族でくつろいでもらえれば」と話した。カフェは午前11時~午後6時。水曜定休。問い合わせは同カフェ(電)0280(88)0511

同社は創業100年を超えるお茶の老舗。県内最大級の製茶工場を持ち、茶葉の栽培から販売まで一貫して手掛けている。 

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