大神輿で地域振興 重さ3トン、国内最大級 19年黄門まつりお披露目予定

茨城新聞
2017年9月9日

若者など幅広い世代の祭りへの参加を促そうと、水戸神輿(みこし)連合会(高田弘道会長)は国内最大級の大神輿製作に乗り出す。毎年8月に開催される水戸黄門まつりの来場者が誰でも気軽に担ぐことができる神輿として製作し、郷土愛の育成や地域振興につなげたい考えだ。水戸市の市制施行130年を迎える2019年8月の完成を目指す。

製作するのは「ふるさと神輿」。台座が1・5メートル四方、高さは2・3メートルで、重量は約3トンを想定している。担ぎ手は150~200人ほどを見込む。製作費3500万円を目標額に、8月から企業や団体、個人を対象にした協賛金募集を始めた。

今年の水戸黄門まつりでは、市内の神社などが持つ11基の神輿を市内の19団体が担ぎ、まつりを盛り上げた。ただ、神輿を担ぐのは各団体の会員が中心で、一般の来場者が参加するケースはほとんどない。同連合会は「誰でも参加しやすい神輿を作ることで、祭りに参加している意識を持ってもらい、若者の参加につなげたい」考えだ。

ふるさと神輿は同市三の丸の水戸黄門神社で御霊入(みたまい)れし、2年後の水戸黄門まつりでお披露目する計画。さらに、市内のイベントなどでの活用も見込んでいる。神輿を使用しない期間は、21年4月に完成予定の新市民会館などを中心に、市民が見学できる場所への展示を検討している。

協賛金は企業・団体が1口5万円、個人は1口5千円。来年夏をめどに目標額を集め、設計発注にこぎ着けたい考え。5万円以上の協賛者には、台座の芳名板に名前を刻む予定。

みと観光コンベンション協会によると、ふるさと神輿の製作は、若者の祭り参加を促すことを狙いに、約10年前に検討をスタート。地元住民の交流促進や郷土愛育成などを目指し、協議を重ねてきた。市制施行130年の節目を機に、水戸黄門まつりの新たなシンボルとして構想が具体化したという。

同連合会の大森三男事務局長は「地域の伝統文化を多世代にわたり伝えるためにも、若い人たちが参加しやすい環境を整える必要がある。ふるさとを盛り上げる力にしたい」と話した。

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