手書き地図、魅力紹介 つくばで企画展

茨城新聞
2017年8月21日

手書き地図の楽しさや歴史を紹介する企画展「手書き地図の世界」が、つくば市北郷の国土地理院「地図と測量の科学館」で開かれている。高萩市出身で江戸時代の地理学者、長久保赤水や、全国の地図を描き続けた故増田善之助さんの手書き地図などを見ることができる。入場無料。

今年生誕300年を迎える赤水(1717~1801)は、全国を測量して地図を作製した伊能忠敬よりも早く日本地図を作成した。会場では赤水が手掛けた「改正日本輿地(よち)路程全図」など12点を展示。

増田さんは現代の手書き地図師と言われ、江戸や明治期の古地図の上に現代の街の様子を調査・取材して描く絵地図作品を500点以上作った。半世紀にわたり地図を描き続け、今年88歳で死去した。会場には、縦1・7メートル、横2・3メートルの紙に、幕末の江戸とその周辺を細密画のように描いた実物26点を並べた。

このほか、町内案内図から天気予報図、防災用までさまざまな場面で使われている地図や、自分で地図を作る際の作り方のポイントも紹介している。

同館は「手書き地図によって地域の魅力を再発見することもできる」と話し、夏休みの子どもたちの自由研究で地図作製をする際のヒントやアドバイスも提供する。

12月17日まで。月曜休館(祝日は開館、翌日休館)。時間は午前9時半~午後4時半。同館(電)029(864)1872

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