漫画で文学身近に 清家さん原画展 朔太郎らの作品に着想 前橋

上毛新聞
2017年7月16日

前橋市出身の詩人、萩原朔太郎らの作品をモチーフとした漫画「月に吠(ほ)えらんねえ」の原画展が、同市千代田町の前橋文学館で開かれている=写真。第1話のほか、作者の清家雪子さんが展示に合わせて書き下ろした作品など33点を紹介している。10月9日まで。

漫画は、朔太郎や北原白秋らの作品に着想を得た「朔くん」「白さん」らが登場。書き下ろし作品は、大手拓次や土屋文明など本県の詩人や歌人の作品から発想したキャラクターが、群馬にまつわる話を展開させる。
同館の猪俣浩司学芸員(48)は「漫画をきっかけに文学や朔太郎に興味を持ってもらえるとうれしい」と話している。
原画展は、朔太郎の第一詩集「月に吠える」の刊行100周年を記念して22日から開く特別企画展の一環で、清家さんと萩原朔美館長の対談を9月に行う。
入場無料、水曜休館。問い合わせは同館(☎027・235・8011)へ。

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