アート空間、共に創ろう  8月5日から、チームラボアイランド未来の遊園地in 宇都宮 

下野新聞
2017年7月13日

 最新のデジタルテクノロジーを駆使したアートアトラクション「チームラボアイランド-学ぶ!未来の遊園地-in宇都宮」(下野新聞社、東武宇都宮百貨店主催)が8月5~28日、宇都宮市の東武宇都宮百貨店5階イベントプラザで開かれる。昨年の壬生町での開催に続き、今年もアートな体験型知育空間を楽しめる。今回の企画を担当する安斎潤哉(あんざいじゅんや)「チームラボキッズ」ディレクターの解説を交えながら、見どころを紹介する。

■お絵かき水族館 合作の楽しさ、体験を

 数ある作品の中でも根強い人気を誇る「お絵かき水族館」。自分が紙に描いた魚が、たくさんの人が描いた魚と一緒に、目の前の巨大な水族館の画面の中で泳ぎだす。泳ぐ魚たちに触ってみると反応する。餌袋に触って、餌をあげることもできる。
 「皆で作る水族館のアートを楽しんでもらいたい。『共創』体験のわくわく感や驚きを感じて」と安斎さん。「子どもが行くものだと思わずに、中高生も、大学生も、大人も、絵を描いてもらいたい。絵が苦手という人もすごくポジティブに、アートを作っていく活動の中に参画できる」と、子どもから大人までたくさんの人に体験してもらうことを楽しみにしている。「お絵かきが上手な子もそうでない子も、大きなアート作品を作る一員になるという喜びがあると思う」

■お絵かきタウン 力を合わせ、魅力的な街に

 「お絵かきタウン」では、自分たちが描いた車やビル、宇宙船などが街の中に立体で出現し、動きだす。どんな絵を描くかによって街は変化し、「唯一のものができあがる」。
 立体になったときにどうなるかを想像しながら描くことで、空間的に物を理解する力が付いていく。走っている車に触ってみると車のスピードが変わるなど、反応も楽しい。
 「自分以外の人が描いたものも入っているからいいものになる。そういう気持ちを幼少期から感じて、持って帰ってもらいたい」。他者への興味や理解、多様性の尊重といった意識が育まれるという。

■お絵かきタウンペーパークラフト 平面から立体へ、手で実感

 自分の描いた絵が世界に一つだけのペーパークラフトになる「お絵かきタウンペーパークラフト」。「お絵かきタウン」で描いた車やビルが、展開図になってプリントアウトされる。どう切ってどうのり付けすればいいか考えながら組み立てる。
 「平面だったものが目の前で立体になっていくので、空間の認識、2次元と3次元の違いを明確に理解、把握することができる」
 「お絵かきタウン」では、画面の中で平面から立体への変化を見て知ることができたが、ここでは「作る」という実感とともに、奥行きある世界を感じることができる。

■つくる!僕の天才ケンケンパ 自由に設計、面白さ共有

 バーチャルの水面に浮かぶ丸や三角、四角の形の上に跳び乗って遊ぶ「天才ケンケンパ」は昨年壬生町にやってきたが、今回はそのコースを自由に作ることができる「つくる!僕の天才ケンケンパ」が展示される。
 どんなコースにしたら他の参加者が面白いかを考えてタブレット端末でコースを作る。「自分で(コースを)作ってケンケンするだけじゃなくて、皆でしたほうが面白いよね、と感じてもらえたら」。ケンケンすると音が鳴ったり、形が弾けるように拡散したり。カラフルで美しい世界が広がる。

■光のボールでオーケストラ カラフルな色で合奏

 転がすと色も音も変化する「光のボール」が置かれた空間は、昨年も壬生町にやってきた「光のボールでオーケストラ」だ。
 体全体を使いながらボールに触れ、空間の色を変化させながら音楽を自由に奏でる。「一つ転がすと音がなる。二つ三つ四つ一緒に転がすと、一つ一つ違う音が重なったオーケストラみたいな音楽になる」という。一つの空間の中で、大勢の人がたくさんのボールに触れる。他の人の意思と自分の意思を意識し、バランスを取りながらカラフルに変化していく空間を楽しむ。

■安斎ディレクターに聞く
 「チームラボアイランド」は、世界を舞台に活躍するアート集団「チームラボ」による教育プロジェクト。
 コンセプトは、「共同で創造する」という意味の「共創(きょうそう)」。安斎ディレクターは「シンプルに言うと、1人でなく皆で作る。皆で作り上げていくことこそ人間にしかできないことであり、とても大きな価値を生むだろうと思っている」と説明する。
 今回は、人気の「お絵かき水族館」など5作品を展示する。自分が描いた絵が目の前の画面の中で動きだすなど、全く新しい体験を満喫できる。
 「昨年来た人も、まだ来たことがない人も、一緒に『共創』体験をしましょう」と安斎ディレクター。「子どもは1年経つと体験の仕方が変わる。昨年と同じ作品を体験したときにどんな認識をするのか比較してみると、子どもの成長が実感できるのでは」
    ◇       ◇
 午前10時~午後7時。中学生以上1200円、小学生以下600円、2歳以下無料。小学生以下は保護者同伴。(問)下野新聞社教育文化事業部028・625・1134。

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