永井路子さんエッセイ展 歴史文学の世界誘う 古河文学館 原稿や挿絵など70点

茨城新聞
2017年6月28日

古河市出身の歴史小説家、永井路子さん(92)のエッセイ作品を紹介するテーマ展が、同市中央町3丁目の古河文学館で開かれている。書籍を中心に自筆原稿や冊子の表紙、挿絵など約70点が解説付きで展示され、来場者を永井さんの歴史文学の世界に誘う。9月13日まで。

永井さんは通説にとらわれずに史実を丹念にたどり、新たな視点で描いた歴史小説作品を数多く世に送り出した。4人の視点から鎌倉幕府の創生期を描いた「炎(えん)環(かん)」で1965年、直木賞を受賞。その後、女流文学賞や菊池寛賞、吉川英治賞などを受賞した。

エッセイでは、歴史上の女性たちにスポットを当てて「歴史をさわがせた女たち」シリーズなどを執筆。軽妙かつユーモラスな文体で書かれ、本格的な歴史小説と比べて楽しく読める。

会場には、同シリーズを中心とした数々のエッセイの書籍や新聞連載の切り抜きなどを展示した。NHK大河ドラマの原作「元就、そして女たち」の直筆原稿や、2005年刊行「美女たちの日本史」の初稿ゲラ、ラジオ番組の講演原稿なども並ぶ。展示品の本の一部は、館内の図書コーナーで読むことができる。

また、歴史の門を開く永井さんを描いた絵も飾られている。同シリーズ外国編の挿絵担当、中原敢一さんが描いた同館だけで鑑賞できる作品だ。

同館の秋澤正之学芸員は「永井さんの歴史文学に親しむきっかけとして、エッセイはうってつけ。エッセイから永井さんの歴史文学を読んでもらえれば」と話した。

開館時間は午前9時~午後5時(入館は同4時半まで)。入場料は一般200円、小中高生50円。7月18、28日、8月21~23、25日休館。 

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