八千代産米で酒造り 農家3人、特産品考案

茨城新聞
2017年6月20日

地元産のコシヒカリで醸造した酒を町の特産品にしようと、八千代町のコメ農家が新銘酒造りを構想し、このほど一般販売にこぎ着けた。

特産品作りに取り組んだのは、同町の坂入隆さん(47)、飯ケ谷俊弘さん(41)、小林勝憲さん(39)のコメ農家3人。「コメの可能性に挑戦したい」(坂入さん)と、自分たちで育てたコシヒカリによる日本酒造りを構想。地域の萩原酒造(境町)に相談し、醸造を委託した。

鬼怒川西部の水田で、3人が収穫したコシヒカリ玄米約2520キログラムを酒米として使った。醸造に当たった萩原康久専務は「こうじにするのに苦労したが、甘めにすることでおいしくなった。日本酒で地域が元気になれば」と手応えを話した。

出来上がった酒は、純米吟醸酒「けの川」と命名した。常陸国風土記で、鬼怒川を「毛野河」、続日本紀(しょくにほんぎ)では「毛野川」と記していることから、この名を付けたという。720ミリリットル換算で約4000本を醸造した。

「けの川」の完成を受けて、八千代町は、特産品としてふるさと納税の新たな返礼品に加えたいとしている。大久保司町長は「今後も意欲のある人を後押しし、町の発展につなげていきたい」と期待を寄せている。

価格は720ミリリットル入り1300円(税込み)、1800ミリリットル入り2500円(同)。憩遊館「やちよの湯」、下妻マルシェなどで販売している。

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