愛らしい姿、公開 5月誕生のペンギン 那須

下野新聞
2017年6月17日

 【那須】大島の那須どうぶつ王国は17日から、今年5月に生まれた「ジェンツーペンギン」のひな一羽の一般公開を同園内ペンギンビレッジで始める。

 ひなは同月27日に体長約8センチ、体重約90グラムで卵からかえり、同園は生存確率を高めるため人工飼育を進めている。現在はオキアミやイカナゴなどをペースト状にした餌を1日4回与え、体長約25センチ、体重約1キロにすくすくと成長。ふわふわとした灰色の産毛に覆われ、辺りをキョロキョロと見回す姿が愛らしい。

 同園によると、南極周辺に生息するジェンツーペンギンは成長が早く、成体は体長75~90センチ、体重5~8・5キロとペンギンの仲間では3番目に体が大きな種。

 飼育員の岸村由美(きしむらゆみ)さん(32)は「ひなは1日約100グラムずつ体重が増え、約3カ月で成体と同じ大きさになる。今しか見られないひなのかわいらしい姿や成長の様子をぜひ見に来てほしい」と話していた。

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