一押し地酒大集合 県内20酒造のキャンペーン 高崎

上毛新聞
2017年6月19日

日本酒専門店、ちょいのみ克(高崎市あら町、石関克則店主)は、自前の蔵で酒造りをしている県内の全20酒造から、それぞれ自慢の1銘柄を集めた「群馬の酒キャンペーン」を行っている。県内の酒がこれだけ集まるのは珍しいといい、一押しの地酒を、造り手の勧める飲み方で提供している。
石関店主(54)は2011年、全国きき酒選手権大会団体の部で優勝し、同年9月に店を開業。15年12月に移転した現在の店でも県内の酒を提供してきたが、「まだ誰もやっていないことを」と考え、“ライバル同士”でもある全酒造の酒をそろえることにした。
各酒造から、最も勧めたい銘柄と最適な温度、精米歩合などを聞き取り、酒の特徴が分かる資料も作成。客は詳しい解説を読みながら、好みに合わせて注文できる。
価格は統一で60ミリリットル400円、100ミリリットル600円。3種類の飲み比べは千円(ハーフ500円)で楽しめる。
来客の生の声を酒造に届け、酒造りの参考にしてもらおうと、アンケートも実施。「おいしいと思った」「もう飲みたくない」などを正直に答えてもらい、各酒造にデータを送っている。
石関店主は「オンリーワンの群馬の酒の中から、一人一人の好みに合ったものを見つけてほしい」と話している。
キャンペーンは7月までの予定で、好評ならば延長する。午後5時(土曜は同1時)~同11時。日曜祝日と第3月曜定休。問い合わせは同店(027・329・5708)へ。

 

【写真】「勢ぞろいした群馬の酒を楽しんで」とPRする石関店主

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