最高水準、一堂に 日本陶芸展17日開幕 笠間

茨城新聞
2017年6月17日

第24回日本陶芸展の茨城展が17日、笠間市笠間の県陶芸美術館で開幕する。会派や団体にとらわれず、実力日本一の陶芸作家を選ぶ公募展。「伝統」「自由造形」「和・洋の食器」の3部に508点の応募があり、135点が選ばれた。招待部門15点とともに、現代陶芸の最高水準作品が一堂に集まった。9月3日まで。

同展は1971年に創設され、隔年開催。今回は公募の「実用」が「和・洋の食器」に改められ、作品の幅が広がっている。招待部門には、重要無形文化財保持者(人間国宝)の前田昭博さんらが出品した。

公募の最高位、大賞・桂宮賜杯は石岡市の井上雅之さん(59)が受賞。板状にした粘土で形づくった抽象的な作品「NT-171」が選ばれた。立体造形が大賞に輝くのは4度目。県内作家が大賞を受賞するのは2回連続。県内作家は計12人が受賞・入選しており、優秀作品賞につくば市の由良利枝子さん(66)が選ばれた。特別賞は東京都の高橋奈己さん(43)。

16日は同館で内覧会と開幕式が開かれた。同館は「焼き物というと日常で使われるものをイメージすると思うが、オブジェなど造形作品、陶器や磁器など多種多様に作られ百花繚乱(りょうらん)。楽しんで」と来場を呼び掛けている。

会期中は、開幕日の17日午後1時半から井上さんら受賞・入選作家らによる座談会が、7月1、9日、8月6、26日には県内入選作家によるアーティストトークがある。 

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