《世界遺産》校旗プロジェクト 繭たくさん作ってね 50小学校で養蚕開始

上毛新聞
2017年6月9日

児童がカイコを育て、その繭から取った生糸で小学校の校旗を製作する「校旗を作ろうプロジェクト」(県主催)が7日、県内50校で始まった。各校は県が配布したカイコを今月末まで飼育。できた繭は製糸工場や織物業者を経て、今年中に各校の校旗に生まれ変わる。

太田韮川西小(萩原葉子校長)では、県から届けられたカイコ約600匹が教室で披露されると、児童が歓声を上げて喜んだ。鈴木未優さん(3年)は「小さくてかわいい。大切に育てたい」と話し、清水来夢君(同)は「大きくなるのが楽しみ。たくさん繭を作ってほしい」と、興味深そうに眺めていた。
同校では3年生の2クラス71人が理科の授業の一環として取り組む。当番制で毎日6人ほどが昼休みにふんを掃除したり、人工飼料を与えたりする。萩原校長は「生き物を育てることを通して、命の大切さを感じ取ってもらえたらいい」と話した。
できた繭は県が回収して碓氷製糸(安中市)で生糸にし、桐生市の織物業者が生地にして校旗を作る。完成した校旗は来年1月、県庁で開かれる発表会で展示する予定。
同プロジェクトは、県が絹文化や絹遺産への理解を深めてもらおうと2015年に始めた「絹文化継承プロジェクト」の一環。3回目の今年は初参加の20校を含め、過去最多の学校が参加した。

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